サツマイモがダイエットにおすすめな理由
サツマイモに隠されたダイエットにおすすめの6つのパワー!

干し芋農家として生産者の視点から干し芋の原料であるサツマイモの魅力について考えてみました。
みなさんはサツマイモにどんなイメージをもっていますか? 甘くてホクホクしていてカロリーは高そうなイメージですよね。
ダイエットを始めようと決めてサツマイモを使ったダイエット方法を想像する人は少ないのではないでしょうか。
あなたは、サツマイモはダイエットの敵だと誤解しているかもしれません。
そこで、今回は干し芋屋たかおがサツマイモがなぜダイエットにおすすめなのかについて説明してサツマイモの魅力をお話します。
1.ダイエット中の食べすぎを防止してくれる

サツマイモには不溶性の食物繊維がたくさん含まれています。不溶性食物繊維は成熟した野菜などに含まれ、糸状のもの、多孔質のものがあり、ボソボソ、ザラザラとした食感が特徴です。
不溶性食物繊維は胃や腸で水分を吸収して大きくふくらむのでダイエット中のおなかを満腹感で満たします。腹持ちが良いということは、すぐに間食に走ることもないため、間食を減らすことにも繋がります。さらによく噛んで食べるので、食べすぎを防ぎ、顎(あご)の発育を促すことで、歯並びをよくします。
2.便秘を解消できる

サツマイモに含まれるヤラピンと不溶性食物繊維により便秘を解消できる効果があります。サツマイモの特殊な成分にヤニ質の樹脂配糖体ヤラピン(ヤラピノール酸とオリゴ糖からなる)があります。
ヤラピンは便通をよくして健胃効果があるといわれます。
便通が良くなると、カラダの老廃物が排出されるため、美肌効果も期待できます。
不溶性食物繊維は腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。
さらに、不溶性食物繊維は大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。
3.代謝をUPさせる

サツマイモには代謝を良くするビタミンB群が豊富に含まれています!特にさつまいもに含まれるビタミンB群の栄養が優秀で、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸とかなり豊富に含まれています。
ビタミンB群の栄養には様々な効果・効能がありますが、エネルギーの代謝が良くなり、太りにくくダイエット効果が期待されます。基礎代謝の機能は、身体の脂肪を燃焼させることに大きく関わっています。そのため、痩せ体質を作るために基礎代謝を上げる必要があります。
基礎代謝量が大きいと脂肪が燃焼されやすくなり、結果的に「太りにくい」体質になります。効率よくダイエットをするには基礎代謝量を上げることがおすすめです。
4.体のむくみを解消する
さつまいもには「カリウム」という栄養も豊富に含まれています。塩分のとりすぎによる、むくみの解消には「カリウム」が効果的です。
カリウムにはナトリウムの排泄を促す効能があります。
カリウムにはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制して、尿として排泄を促す働きがあります。
ナトリウムがうまく排泄されることによって、高血圧の予防やむくみの解消にも効果的です。
5.低GI食品
食後の血糖値の上昇度合を示す指標となるのが「GI値」です。GIは、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、摂取2時間までの血液中の糖濃度を計ったものです。低GI食品とは、身体に脂肪がつきにくい食品のことです。
さつまいものGI値は55、白米のGI値は81、食パンのGI値は91です。
同じ芋類でもジャガイモのGI値は90と高く太りやすい一方、さつまいものGI値は55と低いためダイエットにぴったりの食材と言われています。
つまり、さつまいもは白米や食パンよりもブドウ糖の吸収がおだやかなので、血糖値の上昇がゆるやかになり、脂肪を溜め込みにくくなります。
6.ごはんより低カロリー

同じ量をたべるならカロリーは低いほうがダイエットには良いですよね。また、白ご飯と同じ量を食べても、さつまいもの方がカロリーが低い上、満腹感を感じることができます。
自然な甘さのさつまいもは、毎日食べても飽きにくいので、ご飯と置き換えるのに打ってつけのダイエット食材と言えるのです。
サツマイモの調理方法とタイミング
サツマイモ「ダイエット」に最も効果的な調理方法は「皮ごと」「蒸して」食べることです。皮ごとたべることでサツマイモに含まれるダイエットに必要なエネルギーを全て吸収させてもらいましょう。重要なのは"皮ごと"食べること。
サツマイモの皮には食物繊維やりんごの10倍ものビタミンC、カリウムやカルシウムなど美容と健康に役立つ栄養が豊富に含まれています。
やり方は簡単!1食を「さつまいも」に置き換えるだけ

必ず、主食をさつまいもに置き換えるということが肝心です。サツマイモが低カロリーなのはあくまで白いご飯と比べた時の話です。おかずとして食べるのは、栄養補給にはなりますがダイエットにはなりません。
また、砂糖で甘みを加えたり、バターを付けることもダイエットにはなりませんので、シンプルな食べ方でいただきましょう。
栄養も豊富でそのまま食べても甘みもありますので、ダイエットが長続きできると評判です。
あなたも食べすぎには注意して無理なく美味しい「サツマイモダイエット」に取り組んでみてはいかがでしょうか?